機材選定〜3Dプリンタ〜
- 2013年09月28日
- カテゴリ:Fab News
ファブラボ広島に導入する3Dプリンタの選定をしています.
定番(?)の「Replicator2X」,フルカラーが新しい「ProDesk3D」,熱溶解積層方式でなく液体(紫外線硬化レジン)にレーザー光線を照射して固める光造形方式の「Form1」.
どれも欲しいところではありますが,「ProDesk3D」,「Form1」はもう少し様子をみようと思っています.
理由は,「ProDesk3D」に関して,5色カードリッジが2万円程度する(カートリッジの値段は記載されていなかったので,Standard EDとLimited EDの格差で試算),どの程度もつのか不明,保守・メンテナンスの情報サイトが充実していない等です.25μmの最小ピッチ,フルカラーという部分には魅かれました.(100μmとの違いが私の目に見えるのか,分かるのかというのもあります)
「Form1」に関しても,レジンが高価だったりと大体同様の理由です.
少し話しは変わりますが,Fab9で展示されていたRolandさんの光造形コンセプトモデルの今後に注目しています.
- Replicator 2X(MakerBot)
- 造形方式:熱溶解積層法
- 本体サイズ:490mm(W) x 420mm(D) x 531mm(H)
- 重量:12.6kg
- ヘッド数:2
- 最小積層ピッチ:100μm
- 最大造形サイズ:246mm(W) x 152mm(D) x 155mm(H)
- 積層分解能:高:100μm,中:200μm,低:300μm
- ACInput:100〜240V,〜4amps,50/60Hz
- 造形マテリアル:ABS/PLA
- ファイル形式:.stl,.obj,.thing
- サポートOS:Windows XP 32bit / 7+,Mac OS X 10.6 64bit/10.7+
- 所要電力:24V DC @ 9.2 amps
- 価格:$2,799.00
- ProDesk3D(botObjects)
- 造形方式:フルカラー熱溶解積層法
- 本体サイズ:365mm(W) x 365mm(D) x 475mm(H)
- 重量:18kg
- ヘッド数:2
- 最小積層ピッチ:25μm
- 最大造形サイズ:275mm(W) x 275mm(D) x 300mm(H)
- 積層分解能:高:25μm,中:100μm,低:200μm
- ACInput:100〜240V,〜6amps,50/60Hz
- 造形マテリアル:5色 PLA カートリッジ(システム)
- ファイル形式:?
- サポートOS:Windows XP(32bit) / 7+,Mac OS X 10.6 64bit / 10.7+
- 所要電力:19V DC @ 9 amps
- 価格:$3,249.00(Standard Edition),$3,749.00(Limited Edition)
- Form1(Formlabs)
- 造形方式:光造形(液体(紫外線硬化レジン)にレーザー光線を照射して固める方式)
- 本体サイズ:300mm(W) x 280mm(D) x 450mm(H)
- 重量:8kg
- 最小層ピッチ:25μm
- 最大造形サイズ:125mm(W) x 125mm(D) x 165mm(H)
- ACInput:100〜240V,〜1.5amps,50/60Hz
- 造形マテリアル:ホトポリマー樹脂
- ファイル形式:.stl(Input),.form(Output)
- サポートOS:Windows XP and Up,Mac OS X 10.6 and Up/li>
- 所要電力:60W
- 価格:$3,299.00
ちなみにこれはRolandさんの光造形コンセプトモデルで出力されたものです.とても美しかったです.