キャリア教育講演講師 #1
- 2018年12月06日
- カテゴリ:Fab Event
こんにちは、FabLab Hiroshima-Akitakata代表の渡辺です。今回は、中学3年生を対象にした「特別進路セミナー」の講演についてご紹介致します。
「社会的に活躍している方の話しを伺うことを通して、生徒の進路意識をいっそう高め、自分の力で将来を切り開いていく意欲を養いたい」といった依頼に対し、「これからの人生設計に向けた提言 〜進路の考え方〜」というお題で60分お話しをさせて頂きました。
先ずもって、「この講演を聞いた後、生徒達にどうなって欲しいのか?」
そのGoal設定から行いました。
この講演を聞く中学3年生が将来に渡り「自分らしく、活き活きと、どうどうと」生きていくために必要な拠り所となるような考え方/マインドを醸成していくきっかけを創ること、それが私に課せられたMission(=ゴール設定)であります。
そのために、過去・現在を事実ベースで分析し、将来の働く環境はどうなっているか、それをイメージしながら生き抜いていくために準備しないといけないことは何か?について自身の経験に基づきお話しすることにしました。
その中から「キャリア形成の本質」のくだりについて一部ではありますが抜粋、ご紹介いたします。
キャリア形成の本質は「代えのきかない人財」になること
- 自分が将来何者になるか、現時点で想像がついている人など殆どいない。つまり、中学生という時点で、明確に自分はこれをやりたい、これをやって一生生きて行くという思いと確信を持っている人は極めて稀であり殆どの人は考えてもいない。
- 「やりたいことが見つからない」これで全然構わない。
- 高校、大学、社会人となっていく上で、極めて重要なことは、自分の得意/不得意を自分自身を徹底的に見つめて、理解すること。これなら勝負できるという分野を自分なりに持つということ。
- やりたいことはその後ついてくるもの。
- 何故ならば、自分が得意な領域は、勝てる確率が高い。勝てると自信が付く。自信が付くと楽しくなる。楽しくなると努力が苦で無くなる。努力するから更に力が付き結果/成果が出る。するとまた更に楽しくなり没入していく。これを繰り返すことで変えが効かない人財へと成長する。年収も上がれば(自分の価値に対する相応の評価)、挑戦のチャンスも自ずと降ってくる(重要なプロジェクトを任されたり、新しい革新的なプロジェクトに招かれたりする)。
- そうやって「代えのきかない人財」になることが最も重要で、キャリア形成の本質。
- そして、今後その傾向はより強くなっていく。普通に働いて、普通に稼いで、普通に定年を迎えて、普通に死ぬまで生きて行く、いわゆる終身雇用、年功序列と言った働き方のモデルが崩壊する可能性が極めて高い。
- なので、今キャリアプランについて考えることはとても重要で高校、大学をどのように過ごすかはその後の人生にとても大きな影響を及ぼす。(我々の時は、とりあえず大学に入ってから考えれば良いがスタンダードだったけど、20年経った今、それでは遅い)
講演の感想
講演後、150名分の沢山の感想文が届きました。いくつかご紹介致します。皆さん、とても真剣に且つ自分毎化できていて素晴らしいと思うと共に当初定めたGoal設定も何とか達成することができたように思え、ホットしました。
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