建築ワークショップ・イベント 〜1日目〜
- 2014年05月16日
- カテゴリ:Fab Event
4月12日と13日の2日に渡り、建築ワークショップが開催されました。
この2日間の取り組みを、(今のところ、、)唯一の女性メンバーゆう子が、レポートいたします!
今回の建築ワークショップは、ファブスペースとなるガレージに新たに建設する「壁」を、みんなで考えてみようというもの。
2日間かけて、具体的なアイデア、デザインに落とし込んでいきました。
今回集まったメンバーは、
・創設者の渡辺さん、慶應SFCの建築プロデューサー秋吉さん、私 の他に、
・広島市から、渡辺さんの同僚の齊藤さん、
・呉市から、呉高専の山脇先生、
・岡山県から、建設業に携われている椙原さん(ご夫妻)、滝澤さん、
・島根県から、ファブラボの創設を計画している石倉さん
・大阪からファブラボ北加賀屋の瀧内さん
・そして、ここ安芸高田市からは、市議会議員の石飛さん、株式会社ニイダ代表取締役の仁井田さん
近隣や遠方から、世代も20代から60代まで各世代が揃い、仕事もそれぞれ業種業務はバラバラという、幅ひろ~
1日目の建築ワークショップでは、
「どんな学び舎にしたいか?」
あくまでも、最終目標は「壁」のデザインですが、いきなりそれを考えるのは、あまりにイメージが湧かず、むずかしい。
そこで、自分たちがファブラボ広島安芸高田をどんな場所にしたいのか、
また、そもそも広島安芸高田をはどんな所なのかを知ることから入ろうというのが、1日目の目的です。
先ずは、「学び舎」というコンセプトに従い「どんな学び舎にしたいか?」を考える、グループディスカッション。
ちなみに、「学び舎」というコンセプトは、
年齢・性別・ものづくり経験の有無に関わらず誰もがものづくりができるようになるには、テクノロジーにアクセスできさえすれば良いのではなく、個人とテクノロジーをつなぐ ”つなぎ役” が必要であり、
デジタル工作機械を備えた工房をつくるということは、学び舎(共育)の機能は「当たり前機能」として保有すべきであり、それが社会的責任であると渡辺さんは考えて、このコンセプトを立てたみたいです。
グループディスカッションは、
「どんな空間にしたいか?」
↓
「それにはどんな機能が必要か?」
↓
「そのためにどんな物(ハードウェア)が必要か?」
という課題に沿って、考えていきます。
思い浮かぶことをどんどん書き出し付箋でペタペタと貼っていきます。
いろんな表現で、たくさんの意見がでましたが、内容としては、わりと両チームとも、似ていたかなと思います。
そして、各チーム発表しました。
心地よくって、いろんな人が集まりやすくって、楽しくって、好奇心も満たされる。
わたしたちが求めてるのは、そんな空間なのかなと感じました。
ここで午前の部終了。。。
午後からは、安芸高田市の観察です。
何故、観察をするのか、その必要性について以下のように説明されています。
そして、散策ポイントを地図にマーキングし、以下の点に留意して観察開始。
ここで、予定されていなかった、うれしい誤算が。
参加者の石飛さんが、安芸高田の歴史に詳しすぎて、いつの間にかガイドさんに!
どんなガイドブックよりも分かりやすくて、安芸高田への愛を感じるガイドでした♪
安芸高田市について全然知らなかったのですが、こうやって歩いてみると、特徴って見えてくるものですね。
建物や景色ひとつひとつ、よく見ると個性があり驚きました。
(清神社)
神社や、屋根や、壁。
柄や色や素材や設計方法など、ところどころに細部にわたるこだわりのようなものが、見受けられました。
また、すれ違う人すれ違う人、子供も大人も、
あたたかくて穏やかな人が多いところなんだなと、
安芸高田という地域性や土地柄について、
少し理解もできてきて、”建築”というキーワードに対しても、少しずつ具体的なイメージができてきました。
参加者も、1日の終わりには、すっかり打ち解けていました。
ここで、タイムオーバー。
時間を惜しみつつ、明日に期待を膨らませつつ、また明日っ!
article written by yuko